漕ぎの原点

SUP

SUPを始めてたのが多分2006年だったように思うのでかれこれ17年のキャリアになります。

最初は友人のトモがマウイ帰りの時、今ハワイではこれが大流行って勧めてくれたのが最初で道具がなかったのでウインドサーフィンのダガー付きのサーファー艇と気を削ったお手製のパドルで海に出たのが最初。その半年後にトモコさんが持ってきてくれたジミールイスのSUPボードに乗り、そこから私のSUP人生が始まりました。

当時は漕ぎがどうこうってのはなくパドルの長さも大きさも適当でただ漕ぐってことで満足してた様に思う。当初はクルーズって概念はなく波乗りメインでやってたので波に乗れればいいやってノリだけ。それからハワイでSUPレースの人気が出てきてそのいくつかのレースに友人のトモが出場していたので最新の情報を得られるようになりマウイ在住のトモコさんからの沢山の情報を頂き早い段階でSUPの最新情報はリアルタイムに流れる様になりました。

ただ漕ぎ(パドリング)に関しては自己流でトモやトモコさんからアドバイスは頂くがそれほどみっちりはやることないので試行錯誤しながら自己流でやってきました。

そのパドリング技術の転換機は2015年位にケニー金子さんがSUPの合宿で西表に2ヶ月いてくれたのが私にとっての貴重なパドリング財産になっています。

当時日本のSUPレース界ではNo.1で唯一世界大会に出てたのもケニー金子さんです。

ケニーさんと知り合ったのは私からのアプローチ。自己流のパドリングに行き詰まったので関東に行く用事の際に日本チャンピオンのパドリングを教えてもらおうと葉山でスクールを受けに行ったのが最初。それからそれきっかけで西表島のレースにも来てくれ島を気に入ってくれ、最初に島に来た翌年の1月2月にSUP合宿で来てくれることになりました。

西表島を選んでくれた理由は雑念がなく集中してトレーニング出来そうなとこ、天気に左右されずフラットな海域でトレーニング出来ること(風が吹いても海面が荒れることなくフラットな状態でパドリングが出来る川があるってこと)、温かいことがチョイスの理由です。

浦内川は沖縄県で一番大きな川で上流まで往復したら約12km、風にされほど左右されることなくフラットな水域で基本的なパドリングが出来るエリアです。

合宿中はトレーニング場所を色々アテンドさせて頂きましたが、ありがたいことに合宿中毎日トレーニングにも付き合って合わせて頂き真近でパドリング技術を見れたのは大きな収穫でした。直接教えてもらうってことはなかったですが、適度なアドバイスを頂き、とにかく毎日12km以上一緒に漕いだことはこの先のSUP人生において大きな財産で私のパドリング技術の基本になっています。

風が吹けばダウンウインドも一緒に行きました。凪の海域では向かえにある鳩間島まで2往復も言ってました。

パドリング技術って泳ぎやランニングの様に体に合ったやり方や微妙に変化しているので”このやり方だ”ってことはないです。未だ試行錯誤していますが、それも基本の柱がなければどうしようもないのでこの時期の2ヶ月間漕ぎまくったのが私の柱になっています。

(島の子供達にもSUPクリニックしてくれました。)

この先一生SUPはやり続けるし漕ぎ続けるつもり。パドリングで迷いが出てきたらこの時期のことを思い出すようにしています。ケニーには感謝しかないです。

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