男はつらいよ

ダイビング

今日はお魚の話。

テンジクダイの仲間の魚はメスが卵を産んだらオスがその卵を口の中に加えて孵化するまで飲まず食わずの生活を約10〜14日過ごすそうです。

ほぼ生まれたての卵加えてる様子。

10日ほどしたら一つ一つの卵に目玉も見えるようになります。こうなるともう時期孵化しそう。

魚にとって子孫を残すと言うのは本能的なものでこの魚にとってはこのやり方が最良なんだと思います。ちなみにこの方法を口内保育と言います。他有名なのはタツノオトシゴなどはカンガルーのような育児嚢と言われるお腹に袋があり生まれた卵をこの袋に収めて孵化するまでオスが卵の面倒を見る。

その他、ハナダイやベラなどは集団で行動してて中層でオスメスが入り混じってメスが卵を放出してオスが精子を放出してその卵に精子がくっつけば受精卵となるって方法の産卵。この方法は放精放卵と言います。一か八かの産卵方法に思われますが、やはりこの魚にとってはこのやり方が最適だったんでしょう。

生物の行動って人間目線で見ると無駄のように思われがちですが、人間が生まれる前からこのような行動は行われることが多いので無駄のように思う人は物事を人間中心で考えてしまいがちなんでしょうね。海に入ると生き物目線で色々観察出来るのも楽しみ方の一つです。

水中生物にとって水温が高くなろうとしている3月4月が思うに繁殖シーズンで恋の季節。あちこちで秘め事垣間見る事が出来、その後孵化した稚魚があちこちに出てきて初夏には一層魚が増えていく。

世の中目まぐるしく変化していますが、海の中はいつも通りの流れでそれを毎年見れることはとても安心します。

 

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