海で遊ぶようになって普段の生活で一番役に立ったと思われるのは危機管理能力を意識したことかも知れません。
危機管理能力とは事前に危ないことやトラブルを察知して回避する能力のこと。日常生活の簡単なことで言えば雨予報なのに傘を持って行かず濡れてしまうとか、自転カゴいっぱいに荷物を入れてハンドル切るのも大変な状態なのに乗って転けるとか身に覚えのあることは多々あると思います。これって危険を察知出来なかった為に起こるトラブルだと思います。
私自身もそれまでは危機管理なんか考えたこともなかったですが、海で遊ぶようになってそういったことを感じるようになり常に意識しています。
例えば自身の体調。体調不良で海に入るって即事故に繋がることだしましてそんな状態でゲストを案内すること自体危険です。そうならない為にも普段の生活は規則正しく体調管理を徹底してることはある意味危機管理能力の一つだと言えます。他に両手いっぱい荷物持って何かやる時でもそれまでなら横着して行動して荷物を落とすってケースがありましたが、今では落とす危険を感じるから横着せず一度荷物を下に置いてから行動するようにしてます。分かってても横着するとハプニングが起きることは多々あること。
そんな身近なことや海のことなどはもっとシビアです。本当はよくない事ですが、この島の状況を考えたら一人で海で遊ぶことが多いです。そんな時でも例えば風が強い時にやるウイングフォイルなどは絶対オンショア(沖からビーチに吹く風)もしくはサイドショア(ビーチから見て横から吹く風)しかやりません。こんなこと当たり前ですが、もし沖でトラブっても流されればビーチにたどり着ける場所や風向きでやってます。必ずビーチに帰って来れるよう常に考えて海に行ってます。そして不安を感じたり無理を感じたら絶対に海には入りません。
今の時代、自然の中で遊ぶより都会にいる方が危機管理能力が活かされることが多いかも知れません。ふと自分の行動でこの先これをやったらどうなるかな?とかこの場所に行けばどうなるかな?一歩先のことを一瞬考えることで危険を回避出来るかも知れません。
出来たら日常的に山や海で遊ぶようにすれば危機管理能力が身につくかも知れません。サーフィンは常に危険と隣り合わせ。遊んでる内に自然と危機管理能力を意識出来るマリンスポーツです。
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