バラス島

雑記

西表島の北の玄関口でもある上原港から約2,4km北にあるバラス島。サンゴの死骸で形成されてる島です。正確に言うとしょっちゅう形が変わってるから島の定義からは外れますが昔から島って表現になってます。

サンゴがよく死んでるから形成されてるように思われますが、この辺りはエダサンゴが多くこのタイプのサンゴは新陳代謝が早いので色んな影響で死んだサンゴが潮の流れで浅瀬に集まり島を形成しています。

昔のバラス島には椰子の木も生えてたって言うオジイもいますが、私が最初に見たのは1989年。その当時は2つあって今よりもちょい西寄りにありましたが椰子の木はなかったです笑。大きさも今では比じゃないくらい大きかった。

当時利用するのもダイビング業者のみ(当時はダイビング業者しかいなかったから)で時々ボートが昼休みに停まってるくらい。それが今では”死ぬ前に行きたい場所の一つ”になってる程、人気スポットになってバラス島の価値がここ数年一気に上がりました。

その人気のバラス島ですが、ここ数年形が更に変わりほぼほぼ沈んでいる状態が数年続いています。

私の記憶では1998年の10月位に連日北風強風が吹き続いた時がありその時に2つあったバラスが一つになったのは覚えてます。連日風が吹いてるのを覚えてるのも仕事終わりに毎日ウインドサーフィンやってたから。セイルサイズも4,5〜5,0だからそこそこ吹いてたのがわかる(約10m以上)。これだけの影響ではないかもしれませんが、この時期くらいから少しずつ形が変わっていったように思われます。

それからは諸々の影響があり現在は干潮時しか出てこないのが現状で幻の島みたいになってます。この場所にそれほどの思い入れはなかったんですが、見えなくなるとそれはなんだか寂しいものを感じ、ボートを操縦してる時も目印にしてたのを見えなくなり初めて気づきました。それに今では初めてのゲストを連れていくとみんな喜んでくれるし昼休みに停泊させても絵になるし、やはり西表島にはバラス島は必要不可欠かなと思うようになりました。

去年の夏は季節外れの海藻がバラス周辺に繁殖してそれを食べにウミガメがやたらと集合しました。

SUPツアーをやるようになってバラスまで漕いでいくことも多くなり、ツアーではもちろんトレーニングでもちょうどいい距離で練習になります。最近では冬の北風に乗ってウイングフォイルでしょっちゅう行ってるし、ドローンで撮るとこの周辺はとても絵になります。

そう言えば数年前にSUPの専門誌”BLADES”の表紙にもなりました。ちなみにモデルは私。

NALU 2022年4月号増刊 BLADES Vol.21 | NALU編集部, NALU編集部 |本 | 通販 | Amazon
AmazonでNALU編集部, NALU編集部のNALU 2022年4月号増刊 BLADES Vol.21。アマゾンならポイント還元本が多数。NALU編集部, NALU編集部作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。またNALU 2022年4月号増刊 BLADES Vol.21もアマゾン配送商品なら通常配送無料。

昔飼ってた愛犬リンちゃんの散歩でもよく来てた。今ではこんなことしたら周りの業者からクレーム来るだろうな〜。この頃めざましテレビの今日のわんこにも出演しましたが場所はバラス島です。調べたら記録が残ってました。こちらです。

ちなみに3月現在のバラス島はこんな感じ。大潮の最干潮しか出ない現状。全くなくなことはないことを願ってますが、昔のようにこんもり巨大な形になってほしい。

 

コメント